米国の新型コンパクトEV、カーシェア&レンタカーを展開

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米国の新型コンパクトEV、カーシェア&レンタカーを展開
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米国Mayaエレクトロニック社は6月23日、新型EVの『Maya300』を使用して、ボルチモア市内でカーシェアリング&レンタカー事業を開始すると発表した。

Maya300は、5名乗りのコンパクトな5ドアハッチバックだ。その開発にはエクソンモービル社とカナダの電池メーカー、エレクトロバヤ社が参画した。2次電池はエクソンモービル製のリチウムイオンバッテリーを搭載する。

モーターの性能は公表されていないが、2次電池には2種類の容量が用意され、最大航続距離はそれぞれ60マイル(約96km)と120マイル(約193km)を実現。充電は家庭用コンセントから可能だが、シティコミューターとして割り切っているため、最高速は40km/hに制限される。

Maya社は6月24日から、メリーランド州科学センター、エクソンモービル社、エレクトロバヤ社と協力し、ボルチモアでMaya300を使用したカーシェアリング&レンタカー事業を開始。一大観光都市のインナーハーバーを拠点に、住民や観光客へ1日単位で車両を貸し出す。もちろん、充電設備などのインフラは、ボルチモア市が全面的にバックアップする。

将来的にMaya社は、このMaya300を一般向けに販売する構想を描いており、価格は60マイル仕様が2万5000ドル(約240万円)、120マイル仕様が3万5000ドル(約337万円)程度になるという。

環境に優しいEVに対しては、米国政府からの7500ドル(約72万円)の補助金が適用されるため、実質的な価格は下がる。1万7500ドル(約168万円)からのEVとなれば、Maya300は市民権を得る可能性がありそうだ。

《森脇稔》

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