GM、中国でレコードセールス…09年上半期実績

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GM、中国でレコードセールス…09年上半期実績
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GMチャイナは6月30日、09年上半期(1 ‐ 6月)の販売台数が、前年同期比38%増の81万4442台となり、過去最高を記録したことを明らかにした。

GMの中国合弁は上海通用汽車(上海GM)と、上海通用五菱汽車の2社がある。このうち、上海GMは上半期に28万8843台を販売。中でも「ビュイック」ブランドが、前年同期比34%増の19万5989台を販売して、牽引役を果たした。

ビュイックの中では、ロワミディアムセダンの『エクセル』の人気が根強く、11万5877台をセールス。新型『リーガル』も3万5729台と好調だ。シボレー『クルーズ』は、4 ‐ 6月の3か月間に1万1916台と、順調な立ち上がりを見せている。

上海通用五菱汽車は、上半期に前年同期比49.9%増の52万4598台を販売。中国ベストセラーミニバンの『サンシャイン』が、29万5789台と圧倒的強さを見せた。プレミアムミニバンの『Rong Guang』も、約10万台をセールス。コンパクトカーのシボレー『スパーク』も、60%増の3万2065台と好調だ。

GMチャイナのケビン・ワーレー社長は、「下半期は新型ビュイック『ラクロス』、キャデラック『エスカレードハイブリッド』、ビュイック『リーガル』の2.0ターボなどを投入する」と、積極的な新車攻勢を続ける構えだ。

GMの米国市場での上半期新車販売(サーブを除く)は、前年同期比40.3%減の94万2132台にとどまった。中国市場との差は、12万7690台まで接近。GMの中国市場での勢いを考慮すると、米中の市場逆転も時間の問題かもしれない。

《森脇稔》

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