セグメント切削シールド工法を実用化へ 日鉄コンポジットと前田建設

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セグメント切削シールド工法を実用化へ 日鉄コンポジットと前田建設
セグメント切削シールド工法を実用化へ 日鉄コンポジットと前田建設 全 2 枚 拡大写真
新日鉄グループの日鉄コンポジットと前田建設工業は9日、非開削工法で道路トンネルの分岐合流部を構築する技術として「セグメント切削シールド工法」の実用化に向けた性能試験、試設計を完了したと発表した。

セグメント切削シールド工法は、切削可能なセグメントで先行トンネルを構築した後に、後行するシールド機で先行トンネルを直接切削、2つのトンネルを結合することで分岐合流部を構築する工法。地中だけの作業で2つのトンネルを結合できることや、道路トンネルの分岐合流の構造幅を最小にできること、地山の露出を最小限に抑え、補助工法の範囲を大幅に縮減できることが可能で、大幅な環境負荷の低減や工費・工期の短縮が図れる。

本工法の実現にあたり、シールド機で直接切削可能なセグメントを開発することが主要なテーマとなる。この解決手段として、従来のコンクリート骨材に代わる切削可能な材料として「軽量骨材」を、鉄筋に代わるものとして「炭素繊維」を選定した。

今回、同工法が道路トンネルの分岐合流部構築技術として実用可能であることを確認できたとしている。今後、周辺への環境負荷の低減と建設コストの縮減を両立した大深度地下におけるシールド工法の分岐合流技術として、積極的に提案していく方針だ。

《レスポンス編集部》

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