【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】SSD&インターナビのメリットを体感…ホンダアクセス ギャザズ VXS-102VFi

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】SSD&インターナビのメリットを体感…ホンダアクセス ギャザズ VXS-102VFi
【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】SSD&インターナビのメリットを体感…ホンダアクセス ギャザズ VXS-102VFi 全 9 枚 拡大写真

HDDナビと比べても遜色なしの実力

全体の動きが素晴らしく良い。ホンダアクセスの『Gathers(ギャザズ) VXS-102VFi』(クラリオンとの共同開発)を試用して、まずそんな印象を持った。

メニューでコマンド入力を行っても、地図表示中に画面を切り替えても極めてスムーズに動作し、ストレスをまったく感じさせないのだ。これは明らかに記憶媒体にSSDを使った効果が現れているのだろう。HDDナビも十分に速いが、細かく言えばシークする時間があるわけでそのわずかな差が結果に影響を及ぼす。本機はまさにSSDならではのメリットを体感できるものとしているのだ。

一方で本機に搭載されたSSDの容量は8GB。HDDナビが40GB程度を実現しているのに対し、少々物足りなさを感じるかもしれないが、実は目的地の検索データをはじめルート案内など、カーナビとしての基本機能はHDDナビと比べてもほとんど遜色がない。ルート案内中は交差点を3D表示のリアルイラスト(政令指定都市のみ))で車線数までも正確に案内するし、都市高速入口イラストはそのリアルさに驚いてしまうほどだ。

案内のタイミングも適切で、測位精度も安心して任せられるほど安定していた。道路の高低差も自動認識するので、うっかり一つ手前の都市高速から一般道に降りてしまっても心配は要らない。降りた時点で別ルートに切り替えてすぐに案内を開始してくれるからだ。また、日本語だけでなく英語での音声案内を備えており、この辺は在日外国人の人たちにとってうれしい機能になるに違いない。

◆インターナビの実力を存分に発揮
本機で見逃せないもう1つの機能。それはインターナビ・プレミアムクラブへの対応だ。このサービスではドライブに役立つ様々な情報を取得できるが、うれしいのは通信料は別として永年にわたって無料で情報が得られること。とくにインターナビ・プレミアムクラブで取得できる交通情報区間は約36万kmにも及ぶ。その効果は実走してみるとはっきりとわかる。

インターナビ・プレミアムクラブではルート全体をきちんと把握し、目的地により早く、正確に到着できるルートを選択してくれたのだ。これは提供されている豊富な情報が効果をもたらしていると判断していいだろう。目的地設定をしてしまえば、10分間隔で通信を行い、交通状況が変化した場合だけ情報を取得するので実用的にも優れている。

また、VXS-102VFiはインターナビ・ウェザーにも対応。自車位置周辺から目的地付近までの天気情報を入手することも可能になった。駐車場セレクトやパーソナル・ホームページで登録したMyスポットのインポートなどの機能と合わせて、ドライブの利便性がますます高まっている。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る