【マツダ アクセラ 新型】マツダスピード…マツダの個性を体現

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【マツダ アクセラ 新型】マツダスピード…マツダの個性を体現
【マツダ アクセラ 新型】マツダスピード…マツダの個性を体現 全 17 枚 拡大写真

マツダのグローバル戦略車、2代目『アクセラ』のトップグレード「マツダスピードアクセラ」。今も昔も欧州車的なスポーティさを個性としてクルマ作りに盛り込むマツダの個性を体現したモデルといえる。

【画像全17枚】

マツダスピードアクセラは、2.3リットル直噴ターボエンジン搭載し、トランスミッションは6速MTが組み合わされる。駆動方式はスバル『インプレッサWRX STI』や三菱『ランサーエボリューションX』のようなAWD(4輪駆動)ではなくFWD(前輪駆動)。最高出力264馬力、最大トルク38.7kgmというエンジンスペックは、車両重量1450kgと比較的軽量に仕上がったボディには十分強力。パワーウェイトレシオは約5.5kg/psだ。

実際にドライブしてみると、楽しさは全グレードのなかで突出している。クラッチが重かったり低速トルクが不足して発進に神経を使ったりといったことは全くなく、MTに乗り慣れたドライバーならいきなり乗っても何の違和感もない。

乗り心地は、この種のスポーティモデルとしては非常に良く、荒れ気味の舗装路でも尖った衝撃を感じさせない。ハンドリング性能を損なうことなく乗り心地の劇的な向上をみたのは新型アクセラ全体に共通した特徴だが、マツダスピードアクセラもそれは同様なのだ。

走りは言うまでもなくパワフルだが、そのわりに燃費が良いのも印象的だった。省燃費を意識して走ったわけではないにもかかわらず、ゴー、ストップが続く悪条件の市街地で9km/リットル。前が空いて少し巡航する時間があると、たちまち平均燃費は10km/リットル台に乗る。

10・15モード走行時のカタログ燃費は、2リットル自然吸気のアイストップモデルが16.4km/リットルであるのに対し、マツダスピードアクセラは11km/リットルと3分の2程度となっているが、実効燃費は思ったほど差がつかないという印象だった。

マツダの直噴ターボエンジンは、全開領域に近い部分以外は欧州車のターボのように理論空燃費が保たれる仕様となっている。そのことも経済性の意外な高さにつながっていると考えられる。マツダスピードアクセラは、パワフルなクルマは欲しいが燃費も無視できないというユーザーにはおあつらえのモデルだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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