ひき逃げ容疑者、事故翌日には自分が交通事故の被害者に

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今年5月下旬に千葉県八街市内で発生した死亡ひき逃げ事件について、千葉県警は12日、同市内に住む43歳の女を逮捕した。事故の翌日、この女は自分が被害者となる別の交通事故に巻き込まれ、重傷を負っていたという。

千葉県警・佐倉署によると、問題の事故は今年5月22日の午後11時45分ごろ発生した。八街市文違付近の国道409号で、自転車で道路を横断しようとしていたとみられる58歳の男性がクルマにはねられた。男性は全身を強打したことが原因で死亡。クルマはそのまま逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場には破片が散乱。警察ではこれらから車種を特定し、印旛村内の農道にナンバープレートを外した状態で放置されていた乗用車を容疑車両と最終的に判断。車台番号から所有者を特定した。

警察はクルマを所有する43歳の女から事情を聞こうとしたが、この女は5月23日に佐倉市内で乗用車にはねられる事故に巻き込まれ、両手首骨折の重傷を負っていた。病院内で簡易な聴取を行ったところ、ひき逃げ事件の関与を大筋で認めたため、退院を待ち、12日までに自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して女は「ひき逃げを起こしたことは間違いない」などと供述している。事故当時は酒に酔っていた可能性もあり、警察は事故発生の経緯や容疑車両放置について、女を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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