レスキューロボット向け 高速走行アクチュエータ…バンドー化学が開発

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レスキューロボット向け 高速走行アクチュエータ…バンドー化学が開発
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バンドー化学は16日、救助支援作業を目的とした最新型レスキューロボット『UMRS2009』向けに「平ベルト駆動型超ロバスト高速走行アクチュエータ」を開発したと発表した。

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」の一つである「特殊環境用ロボット分野 - 被災建造物内移動RTシステム」の開発受託事業の一環。

地面・床のひび割れやがれきなど、障害物がある被災地・被災建造物内で活動するレスキューロボットは、衝突や落下などによる衝撃を受けても安定した走行・動作を続けることが求められる。駆動部のモーターや減速機を衝撃負荷による破損から守るため、同社は、産業用機器の省エネ動力伝達装置としては画期的な平ベルト駆動システム「HFDシステム」の技術をベースに、衝撃負荷を遮断する機能を追加した平ベルト駆動型超ロバスト高速走行アクチュエータの開発に取り組んできた。
 
今回開発したアクチュエータは、衝撃負荷を回避する減速機(動力伝達装置)で、設定を超える動力や衝撃負荷は、動力を伝える平ベルトをスリップさせて遮断する。ロボットが衝突や落下で衝撃を受けても衝撃負荷を回避し駆動部を破損から守る。
 
同社では、開発品をレスキューロボット用途での実用化をはじめ、移動し作業を行なうロボットの走行部に必要以上の力がかかると動力を遮断して動きを止める安全装置や、作業や人の補助を行なうロボットのアームやハンドから利用者を守るオーバーロード防止装置など、さまざまな用途展開の拡大を目指す。

《レスポンス編集部》

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