IHI子会社、中国に自動車用ターボチャージャー工場を新設

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IHIは23日、子会社で自動車用ターボチャージャーの生産を行う無錫石播増圧器有限公司(WIT)が中国の江蘇省無錫市にある無錫国家高新技術産業開発区に新工場を建設し、同日開所式を行ったと発表した。投資金額は約10億円で、9月から量産を開始し、2012年には年産20万台の生産能力を持つ工場となる。

工場は、江蘇石川島増圧器有限公司、長春富奥石川島過給機有限公司に次ぐ、中国におけるIHIグループの3拠点目の自動車用ターボチャージャーの生産工場となる。新工場の完成により、現在中国での自動車用ターボチャージャーの生産能力は2拠点で年間30万台だが、2013年にはWITを加えた3拠点で生産台数80万台まで拡大する。
 
従来ターボチャージャーは、主にディーゼルエンジンに搭載されていたが、ヨーロッパを中心にガソリンエンジンのダウンサイジング化が進んでおり、ディーゼルエンジン向けだけでなく、ガソリンエンジン向けの需要拡大が見込まれている。
 
IHIでは、新工場以外にも、4月には生産能力年間100万台の自動車用ターボチャージャーの工場をドイツに新設するなど、世界的な需要増加に対応するため、積極的な事業展開を図っていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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