VWの世界販売シェア、2.1ポイント上昇…09年上半期実績

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VWの世界販売シェア、2.1ポイント上昇…09年上半期実績
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フォルクスワーゲングループは24日、今年上半期(1 - 6月)の世界販売実績を公表した。

アウディ、シュコダ、セアトを含むグループ全体の販売台数は310万0300台で、前年同期比は5%減。市場全体が17.7%の減少となる中で、世界市場におけるシェアは12%を確保し、前年同期よりも2.1ポイント引き上げた。

フォルクスワーゲンブランド単体では、6月は前年同月比6.5%増の60万9800台を販売。上半期(1 - 6月)では、前年同期比2.2%増の194万9000台をセールスした。スクラップインセンティブ効果に沸くドイツや、ブラジル、中国が牽引役を果たし、ブランド単体の市場シェアは、1.7ポイント上昇して8%をマークした。

車種別では『ゴルフ』『ティグアン』『シロッコ』『パサートCC』などが好調。5月末に新型を投入した『ポロ』も、下半期には大きな販売増が見込まれる。

フォルクスワーゲンブランドの上半期の市場別実績は、欧州が前年同期比11.7%減の166万2900台。市場全体が18.4%のマイナスとなる中で、減少幅を低く抑えた。北米は前年同期比12.6%減の22万1900台。市場全体が33.2%も縮小する中では健闘といえる。

南米では、市場シェアが3.1ポイント上昇して22.1%へ。とくにブラジルでは、前年同期比6.1%増の33万5700台をセールスし、『ゴル』がベストセラーに君臨した。

アジア/パシフィック地域では、前年同期比0.6%マイナス。しかし、中国は72万3800台を販売し、18.6%増と大躍進。地元ドイツでもグループ全体で63万1900台を販売し、18.3%の伸びを記録した。フォルクスワーゲンブランド単体では、26%増の33万9000台と順調に推移している。

フォルクスワーゲングループの販売担当副社長、Detlef Wittig氏は、「上半期実績から判断して、販売は回復傾向にある。下半期も積極的な新車攻勢で、成長を持続させたい」とコメントしている。

《森脇稔》

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