三菱自動車工業は30日、今年2月から1直に操業を落としていた愛知県の岡崎工場について9月中旬から2直に復活させる計画を明らかにした。
同工場では『アウトランダー』と『コルト』を生産しており、国内外の需要刺激策などにより「供給がタイトになってきた」(青砥修一取締役)としている。
2直化による従業員は750人程度の増員が必要という。このうち半数強を同社の他工場や関係会社からの応援でまかなうが、残りは期間従業員の採用を検討している。300人ないし350人規模となる見通しだ。
同社は非正規雇用については派遣社員に依存していたが、今後は同社が直接雇用する期間従業員に切り替える方針。一方、軽自動車などを生産する岡山県の水島工場については今年度下期に2直に戻す方針であるものの、現時点では時期は未定としている。