クライスラー、PTクルーザー の生産継続を発表

自動車 ビジネス 企業動向
クライスラー、PTクルーザー の生産継続を発表
クライスラー、PTクルーザー の生産継続を発表 全 6 枚 拡大写真

クライスラーは7月31日、『PTクルーザー』の生産を継続すると発表した。少なくとも、2010年後半までは、クライスラーのラインナップの一員であり続ける。

クライスラーのトム・ラソーダ副会長兼社長は今年1月、PTクルーザーの生産を今夏限りで終了する意向を表明していた。これは同社のリストラ策の一環で、車種ラインナップを絞り込んで、生産と販売の効率を引き上げる狙いがあった。

しかし、6月の新生クライスラー発足後に、ブランド売却対象だったダッジ『バイパー』が生き残りを決めたように、PTクルーザーもニッチカーとして、まだまだニーズがあると判断されたもようだ。

PTクルーザーは2000年2月に生産がスタート。2001年の北米カーオブザイヤーに輝き、この年、14万4717台もの販売を記録した。その後、人気は落ち込んだものの、現在でも世界60か国以上で販売されており、2000年の発売以来の累計セールスは、130万台以上に到達している。

生産はメキシコのトルーカ工場が担当。最新の2009年モデルは「PTドリームクルーザー5」と呼ばれ、豊富なカスタムプログラムが用意されている。

クライスラーの同ブランド社長兼CEO、ピーター・フォング氏は「レトロな雰囲気を持ったPTクルーザーは、世界的に大成功を収めてきた」と、この9年間を振り返る。

クライスラーは2010年後半までは、PTクルーザーの生産を続ける方針。その後を受け継ぐのは、フィアットのシャシーを利用した新型車になると予想されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  2. トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
  3. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  4. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  5. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  6. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  7. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  8. 春爛漫の新潟に名車が集結…20世紀ミーティング2024春季「クラシックカー&バイクの集い」
  9. トヨタ プリウス、13万台をリコール…走行中にドアが開くおそれ
  10. サスペンションの新常識! 1G締めがもたらす驚きの効果とは?~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る