ヤマハの通期業績見通し…最終赤字1820億円に拡大

自動車 ビジネス 企業動向

ヤマハ発動機は4日、2009年12月期の第2四半期累計(2009年1 - 6月期)決算を発表するとともに、通期業績予想を大幅に下方修正した。

米国を中心とした先進国の2輪車やマリーン需要が低迷しているためで、供給拠点となる日本で下期も大幅な減産を決めたことによる。

営業損益は従来予想の300億円の赤字から870億円の赤字に、最終損益は420億円の赤字から1820億円に膨らむ。売上高は1500億円減額の1兆1000億円(前期比31.4%減)に修正した。

国内工場の減産による営業利益への影響は通期で450億円にのぼる。また、生産設備の減損処理等でも480億円の特別損失を計上する。

梶川隆社長は「想定をはるかに上回って米国需要が落ち込んだ。下期には思い切った減産で(先進諸国の)在庫を圧縮する」と述べた。

今下期の生産調整や体質改善策により、来期は米国などの需要が現状レベルに低迷しても「営業黒字に転換させる」(梶川社長)方針だ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る