ヤマハの通期業績見通し…最終赤字1820億円に拡大

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ヤマハ発動機は4日、2009年12月期の第2四半期累計(2009年1 - 6月期)決算を発表するとともに、通期業績予想を大幅に下方修正した。

米国を中心とした先進国の2輪車やマリーン需要が低迷しているためで、供給拠点となる日本で下期も大幅な減産を決めたことによる。

営業損益は従来予想の300億円の赤字から870億円の赤字に、最終損益は420億円の赤字から1820億円に膨らむ。売上高は1500億円減額の1兆1000億円(前期比31.4%減)に修正した。

国内工場の減産による営業利益への影響は通期で450億円にのぼる。また、生産設備の減損処理等でも480億円の特別損失を計上する。

梶川隆社長は「想定をはるかに上回って米国需要が落ち込んだ。下期には思い切った減産で(先進諸国の)在庫を圧縮する」と述べた。

今下期の生産調整や体質改善策により、来期は米国などの需要が現状レベルに低迷しても「営業黒字に転換させる」(梶川社長)方針だ。

《池原照雄》

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