ヤマハ発動機は4日、2009年12月期の第2四半期決算会見で、生産体制の整備・再編を行うことを明らかにした。
現在、二輪車、スノーモビル、ATV、船外機、ウォータービークルなど、先進国向けの国内生産は10の工場、組立や部品加工の20の生産ユニットで行われている。それを3年かけて7工場13生産ユニットへ統合・集約していく。
しかし、内山徹雄常務執行役員は「工場の閉鎖はしない」と説明した。つまり、事業別に分散している生産工程を集約していき、今後、生産を担当せずに開発だけを行う工場が出てくるということだ。
いずれにしても、ヤマハ発動機では二輪車25万台、船外機23万台、四輪バギーとサイド・バイ・サイド・ビークル14万台の生産でも利益が確保できる体制を目指す。