日産の新型EV、リーフ…間近に感じる未来

自動車 ニューモデル 新型車
日産の新型EV、リーフ…間近に感じる未来
日産の新型EV、リーフ…間近に感じる未来 全 5 枚 拡大写真

日産は2日、新型EVの『リーフ』を初公開した。動画共有サイトでは、そのPR映像が公開されている。

リーフはひと目でEVとわかる専用ボディに、専用パワートレイン&プラットフォームを採用。1回の充電での最大航続距離は160kmと実用的だ。2010年度に日本と米国で先行発売され、2012年に量産体制に移行。発売時には、思い切った戦略的プライスが掲げられるという。

モーターは最大出力108ps、最大トルク28.5kgmで、前輪を駆動。2次電池はラミネート型の小型リチウムイオンバッテリーで、蓄電容量は24kWh。最高速140km/h、最大航続距離160kmという実用性を備える。

充電はフロントノーズのソケットにプラグを差し込んで行い、家庭用200Vコンセントと急速充電器の2種類に対応。充電時間は200Vが約8時間。急速充電器なら約30分で80%までチャージできる。

プラットホームはEV専用に新開発。車体骨格にバッテリーを支える構造体を導入するとともに、バッテリーパックにフレームを内蔵した構造を採用し、高い剛性や静粛性を達成する。

5ドアハッチバックの専用ボディは、全長4445×全幅1770×全高1550mm。『ティーダ』(全長4250×全幅1695×全高1535mm)よりもひと回り大きく、欧州ではCセグメントに属する。V字型の低いボンネットや、消費電力の少ないLEDを使用したヘッドランプ&テールランプが個性的だ。

リーフの乗車定員は5名。バッテリーを床下に配置するなどして、通常のエンジン搭載車と変わらない居住性を実現する。また、EV専用のITシステムを搭載。グローバルデータセンターに24時間接続でき、センターコンソールのモニターには、エネルギー残量に応じた到達可能エリアや充電ステーション位置を表示。エアコンと充電機能は、携帯電話から遠隔操作が可能で、リモコンタイマーによって、バッテリーの充電開始時間を設定できる。

リーフの価格は2010年末に発表されるが、日産は「各国の補助金制度を利用すれば、Cセグメントの車両と同等の競争力ある設定になる」と自信満々。本格的なEV時代到来を予感させるPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る