日産自動車が発売した『スカイラインクロスオーバー』。商品コンセプトは、クーペの持つエレガントなスタイルやハンドリング性能に、SUVの持つアクティブ感や見晴らしの良さ、を融合させたという。
エクステリアは、スカイラインシリーズで採用するFR(後輪駆動)であることを感じさせるロングノーズに、クーペのようなタイトなキャビンスペースが、プロポーションの大きな特徴。
ボディサイズは、4635×1800×1575mmと、クーペモデルの4655×1820×1390mmと比較すると全長は20mm短く、全高は185mm高い。全高では、機械式駐車場に入庫可能な1550mmには及ばなかったが、それでもSUVとされる『ムラーノ』や『ハリアー』などの1600mmを超える全高と比べると低いシルエットとなっている。
エクステリアデザインでテーマとしているのは「地を捉え、宙を駆ける。」をイメージさせる姿。
一般的にSUVとされる車種では、ホイールアーチやボディ下部に“安定感”を表現するデザイン処理がおこなわれているが、スカイラインクロスオーバーでは、この部分をシンプルに仕上げ、ボディ上部に躍動感を表現するデザイン処理を施すことで、デザインのテーマをうまく再現している。
クルマのシルエットを強調したイメージ画をみると、肉食獣が獲物を追いかけているような姿を想像させ、なかなかワイルド。クーペともSUVとも違う新種の登場といえる。