本田技術研究所 TEAM YAMATO 初優勝…スーパー耐久 第5戦

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
本田技術研究所 TEAM YAMATO 初優勝…スーパー耐久 第5戦
本田技術研究所 TEAM YAMATO 初優勝…スーパー耐久 第5戦 全 10 枚 拡大写真

先日富士スピードウェイで行われたスーパー耐久第5戦SUPER TECにおいて、本田技術研究所の特別自己啓発チーム「TEAM YAMATO」内山・大村・野間組がS耐初優勝(ST-4クラス)を成し遂げた。

【画像全10枚】

1日土曜に行われた予選では内山慎也、大村和生がタイムアタック。Aドライバー・Bドライバーの合算タイムで順位が決まるS耐の予選方式で3位を獲得し、表彰台の頂点に向けて好位置につける。

雨の中行われた2日決勝、スタートドライバーをつとめたのは4輪開発センターのデザイナー内山。本人いわく「雨のスタートは荒れるので慎重に行きましたが、慎重になりすぎました。でもクルマは絶対的な信頼性とウェットコンデションでの安定性がありましたので、落ち着いてパスしていくことができました」とコメント。

1コーナーで一気に7位まで順位を落とすも、そこからファステストラップを刻みながら1台1台パスし、大村にバトンタッチする時には2位まで順位を上げる。

過去にフォーミュラルノーの参戦経験もある大村は、クラストップクラスの安定したラップを刻みながら順位をキープ、そして残り1時間30分のところでスーパーFJなどで好成績を残した経験をもつ野間一にすべてを託す。

この時点は3位であったが前車2台はまだ2回目のピットストップをしていない。1台がピットインし2位、そしてトップを走っていたシビックにトラブルで、ついにYAMATO CIVICがモニターのトップに躍り出る。野間は天候がめまぐるしく変わる中、最後まで安定したラップを刻み見事トップでチェッカーをうけた。

チーム創設以来スーパー耐久で勝つのは今回が初めて。2007年の十勝24時間耐久レース3位がベストリザルトであっただけに本田技術研究所のこの若いチームが新たに金字塔を打ち立てた。

本田技術研究所4輪開発センターでデザインモデラーの岡本大助監督のコメント:「現在のYAMATOは、まだ若くレース経験の浅いメンバーがほとんどだが、各々の持つ専門性と技術力をいかして 組織立て、車両開発をうまく進めて来られた。そしてレースウィーク中、すべてのチームスタッフが現場で高い集中力を維持し続けたことで、このような結果に結びついたと思う」

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る