【D視点】アンテナカー?…VW シロッコ 新型

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】アンテナカー?…VW シロッコ 新型
【D視点】アンテナカー?…VW シロッコ 新型 全 34 枚 拡大写真
3
走る楽しみに特化

クルマは、人物の移動の道具として生活には欠かせない。しかし、クルマのもう一方の魅力は、走らせて楽しむ玩具的要素にある。クルマが誕生した原動力は、人間の探究心と、後者の要素との相乗効果にあると考えられる。

『ビートル』は、“フォルクスワーゲン”のブランドが示す通り、実用を重んじた国民車として存在していた。そして、1955年に“玩具的要素”を目的に、ビートルをベースにカロッツエリア、ギアのデザインをドイツのコーチビルダー、カルマンが生産する、流麗なスタイルの『カルマン・ギア』が生まれた。

【画像全34枚】

主力車種がビートルからゴルフに代わるのに伴って、同様の目的で1974年に登場したのがモダンなデザインで時代を切り開いた初代シロッコなのだ。ゴルフと同じく、ジウジアーロのデザイン。初夏にアフリカから地中海を越えてイタリアに吹く高温の東南風をネーミングにするなど、熱い思いを連想させる。

2代目は、1982年から1992年まで生産されたが、販売台数は初代の6割弱に留まった。フォルクスワーゲン社内のデザインになったことが不振の原因とも言われているが、時代の変化に対応できていなかったとも考えられる。このような経過を踏まえて、新時代の走りに特化したシロッコの復活となったようだ。

D視点:
デザインの視点

筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)---デザインジャーナリスト。元日産自動車。「ケンメリ」、「ジャパン」など『スカイライン』のデザインや、社会現象となった『Be-1』、2代目『マーチ』のプロデュースを担当した。東京造形大学教授を経てSTUDIO MATSUI主宰。【D視点】連載を1冊にまとめた『2007【D視点】2003 カーデザインの視点』を上梓した。
  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 次期トヨタ『GRスープラ』はハンマーヘッド顔に!? 450ps級ハイブリッドで2027年登場の可能性
  2. 【トヨタ RAV4 新型試乗】おそろしくスムーズなハイブリッド、まさに「至れり尽くせり」…中村孝仁
  3. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  4. 初代ホンダ NSXベースのスーパーカー『Tensei(転生)』、北米販売体制が決定
  5. ヤマハの原付電動スクーター『JOG E』全国発売へ、本体のみなら約16万円で買える
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  2. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  3. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
  4. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  5. バックミラーは「銀座4丁目」だった…電子ミラー最大手「ジェンテックス」が握る車内センシングの主導権
ランキングをもっと見る