【フランクフルトモーターショー09】VWのベストセラー商用車がフェイスリフト…ゴルフ 顔に

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【フランクフルトモーターショー09】VWのベストセラー商用車がフェイスリフト…ゴルフ 顔に
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VWフォルクスワーゲンは19日、『トランスポーター』と『マルチバン』のマイナーチェンジモデルを発表した。内外装を最新VW乗用車のイメージにアップデート。環境性能に優れる新型ディーゼルエンジンを搭載する。

通称「T5」シリーズと呼ばれる現行トランスポーター&マルチバンは、フォルクスワーゲンの大ベストセラー商用車。2003年の発売以来、累計セールスは100万台を突破している。また、1950年に登場した初代の『T1』シリーズからの累計生産台数は、1000万台以上というビッグネームだ。

マイナーチェンジでは、フロントマスクを大幅に変更。『ゴルフ』や『ポロ』など、最新VW乗用車と共通イメージのグリルやヘッドランプが新しい。ドアミラーのデザインも、空力抵抗に配慮した形状に変更された。

エンジンは従来の1.9リットルに代えて、新世代の2.0リットル直4ターボディーゼル「TDI」を搭載。1.9リットル比で、燃費は平均約10%、CO2排出量は約20%改善している。

新ディーゼルは出力特性によって、4種類のチューニングを用意。最大出力と最大トルクは、それぞれ84ps/22.4kgm、102ps/25.5kgm、140ps/34.7kgm、180ps/40.8kgmだ。1250 ‐ 1750rpmという低回転域で、最大トルクを発生する扱いやすいユニットである。

最新コモンレールシステムやシフトアップインジケーターの導入により、欧州複合モード燃費は13.33 - 13.89km/リットルを達成。パーティキュレートフィルターなどの採用で、CO2排出量は190g/kmに抑えた。排出ガス性能は、ユーロ5に適合する。

インテリアは、インパネのデザインを一新。乗用車系と共通の3本スポークステアリングホイール採用の効果もあって、商用イメージを払拭する。タッチスクリーンナビゲーションやUSBポートなど、オプションも充実させた。

安全面では、新世代ESP、ヒルスタートアシスト、緊急ブレーキを後続車に知らせるテールランプを全車に標準装備。オプションで、車線変更時の安全性を高める「サイドアシスト」、リバースギア連動カメラの「リアアシスト」を用意。また、2010年後半には、フォルクスワーゲンのLCV(ライトコマーシャルビークル)としては初の7速DSGが、4WDの「4モーション」との組み合わせで投入される。

新しいトランスポーターとマルチバンは、9月15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。ドイツでは10月の半ばから販売がスタートする。

《森脇稔》

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