公務執行妨害で逮捕の男、失神したふりを2時間以上続ける

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大阪府警は19日、蛇行運転を抑止しようとした警官のバイクへ故意に追突。転倒を誘発させて軽傷を負わせたとして、22歳の男を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。男は逮捕後、約2時間30分に渡って失神したふりを続けたという。

大阪府警・堺署によると、逮捕された男は19日の午後11時30分ごろ、堺市堺区大町東付近の国道26号で、2人乗りバイクを運転。仲間の乗る3人乗りバイクと一緒に信号無視や蛇行運転を行い、周辺交通に影響を与えた疑いがもたれている。

付近をパトロールしていた機動警ら隊(スカイブルー隊)の25歳巡査長が発見。バイクで並走しながら停止を呼びかけたが、2台のバイクはこれに従わなかった。巡査長は強制抑止しようと前方に回りこんだが、男は巡査長のバイクへ故意に追突。転倒を誘発した。巡査長は転倒した際に左腕を打撲する軽傷を負った。

男のバイクも転倒。男は仲間と一緒に徒歩で逃げ出したが、目撃していた通行人が約100m先で男を取り押さえた。通報を受けた警官も合流し、大暴れする男を連行しようとしたが、男は突如として意識を失い、その場に倒れこんだ。

警察は男を病院に連れて行ったが、医師は「詐病」と判断。痛みを伴う尿道カテーテル検査も実施したが、男はそのまま意識を失ったふりを続けた。診察後に警察署へ連行。家族に確認させたところ、目を覚ましたというが、逮捕からは約2時間30分が過ぎていた。

調べに対して男は「眠かったから寝ていただけ」などと供述しているようだが、警察では「会話に反応しており、意識があるのは当初からわかっていた」として、男を厳しく追及。現場から逃走した仲間4人の特定を進める方針だ。

《石田真一》

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