【F1ヨーロッパGP】バリチェロが5年ぶりの頂点

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【F1ヨーロッパGP】バリチェロが5年ぶりの頂点
【F1ヨーロッパGP】バリチェロが5年ぶりの頂点 全 5 枚 拡大写真
長い夏休みを経て再開したF1グランプリ。スペインの太陽が照らす中、バレンシア市内のストリートコースでヨーロッパGP決勝レースが行われた。前日の予選を制したのはマクラーレン勢。ルイス・ハミルトンがポール、ヘイキ・コバライネンがフロントロウに並ぶ。

スタートを無事に制したハミルトンはコバライネンを従え、後続を引き離していく。その後じりじりと後退するコバライネンのすぐ後ろにはブラウンGPのルーベンス・バリチェロの姿が。バリチェロは1回目のピットストップでコバライネンを逆転すると、さらにファステストラップを連発してハミルトンを追い詰める。

それに焦ったのか、ハミルトンは予定より早めに2度目のピットへ。クルーが大慌てで準備をしたが静止時間13秒5と大幅なタイムロス。これで余裕のできたバリチェロは2度目のピットもハミルトンに大きな差を付けてコースに復帰。

そのままトップを快走し、2004年の中国GP以来となる実に5年ぶりに表彰台の頂点に立った。2位にはハミルトン、3位にはフェラーリのキミ・ライコネンが入った。

バリチェロは今回の優勝で54ポイントとなり、ドライバーズチャンピオンシップも2位に躍進。ポイントリーダーのジェンソン・バトンは7位1ポイントを獲得し、合計72ポイントでトップを守っている。

前戦で負傷したフェリペ・マッサの代わりに、約10年ぶりに実戦に復帰することになったフェラーリのルカ・バドエル。予選は最下位の20位、決勝ではピットアウトの際に白線を踏んだためドライブスルーペナルティを受け、さらにはスピンと苦しいレース展開の中、ようやく17位でフィニッシュ。ほろ苦い復帰戦となった。

同じく今回がデビュー戦となったルノーのロマン・グロージャンはバドエルより少し上の15位フィニッシュ。

トヨタはヤルノ・トゥルーリが13位、ティモ・グロック14位とノーポイントに終わり、コンストラクターズでもマクラーレンに抜かれて5位に後退。ウィリアムズの中嶋一貴もいいところがなく18位に終わっている。

次戦は1週間後、歴史あるスパ・フランコルシャンでのベルギーGPだ。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る