ボルボ、C70をマイナーチェンジ…フルモデルチェンジに近い変貌

自動車 ニューモデル 新型車
ボルボ、C70をマイナーチェンジ…フルモデルチェンジに近い変貌
ボルボ、C70をマイナーチェンジ…フルモデルチェンジに近い変貌 全 11 枚 拡大写真

ボルボカーズは1日、欧州仕様の『C70』にマイナーチェンジを施した。前後マスクを大幅に変更し、モデルチェンジしたかのような変貌を遂げている。

現行C70は、2005年9月のフランクフルトモーターショーでデビュー。クーペとオープンが簡単に切り替えられる電動メタルルーフを装備した4シーターオープンカーである。ルーフの開閉には油圧ポンプと電動モーターを使用し、全自動の約30秒で完了。ルーフはトランクに3分割されて、スムーズに収納される。

デビューから4年を経たマイナーチェンジは、大がかりな規模で行われた。とくに前後マスクを一新したのがポイントだ。

フロントマスクは、ボルボが今年1月のデトロイトモーターショーで披露した『S60コンセプト』や、中型SUVの『XC60』との関連性をイメージさせるもの。バンパー、ヘッドランプ、グリル、フェンダーなど、ほぼすべての構成部品を変更し、新世代ボルボの表情を作り出す。リアもバンパーやテールランプを一新。テールランプにはLEDが使用された。

インテリアは素材を吟味し、クオリティの向上を実現。インパネはワイド感や滑らかさを追求した新デザインだ。シートの形状も見直され、着座感が引き上げられた。

定評ある安全性に関しては、横転時のリスクを減らすROPS(ロールオーバープロテクションシステム)、ドア内蔵カーテンエアバッグ、サイドエアバッグなど、万全の備えを見せる。

ガソリン3機種、ディーゼル2機種の合計5エンジンに変更はない。ガソリンは「2.4」グレードが、2.4リットル直5(140ps、22.4kgm)、「2.4i」グレードが2.4リットル直5(170ps、23.5kgm)、「T5」グレードが2.5リットル直5ターボ(230ps、32.6kgm)。ディーゼルは、「2.0D」グレードが2.0リットル直4ターボ(136ps、32.6kgm)、「D5」グレードが2.4リットル直5ターボ(180ps、40.8kgm)となる。

駆動方式はFFで、トランスミッションはグレードによって、5速または6速MT、5速または6速ATを用意。2.0Dグレードは、欧州複合モード燃費16.66km/リットル、CO2排出量158g/kmという優秀な環境性能をマークする。

新しいC70は、15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。欧州では2010年初頭から販売がスタートする。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る