【Sクラス ハイブリッド 日本発表】リチウムイオンによるハイブリッド車の取り扱い

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【Sクラス ハイブリッド 日本発表】リチウムイオンによるハイブリッド車の取り扱い
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初のリチウムイオン充電池採用となったメルセデスベンツ『SクラスHYBRIDロング』。リチウムイオン充電池は携帯電話や電子機器に使われ、『プリウス』に搭載のニッケル水素電池よりサイズに対する蓄積できるエネルギー量が多い反面、充電管理や取り扱いによっては膨張や発熱などの危険があることが知られている。

SクラスHYBRIDロングの充電池は自動車専用に開発されたもので、安全のため高張力スチール製のハウジング内に厳重に収められ、冷却機能も持っている。「Sクラス HYBRID ロング」は120Vでモーターを駆動するが、整備時に感電の可能性もある。そのためモーターにつながる配線は色で区別され、イグニッションオフで高圧部分を即時放電するなどの安全対策をとっている。

これらのシステムにより、SクラスHYBRIDロングのオーナーになったとしても、日々のクルマの取り扱いに神経質になる必要はない。リチウムイオン充電池にしても、意識するような場面はほとんどなく、強いて言えば板金塗装する際、高温塗装ブースに入れる前に整備士が取り外すということくらい。輸入時もバッテリーを装着したまま船積みして日本まで持ち込む。

ハイブリットのモーター駆動に使われるリチウムイオン充電池はボンネット右後の一角に収まっており、トランクや床下に電池が並ぶ他のハイブリッド車とは異なっている。また、走行用とは別に通常の12Vバッテリーも搭載しているが、これは通常のSクラスと同じ場所、後席の後ろに搭載され、ハイブリッド車だからといって室内やラゲッジスペースの容量低下や突起もない。

さらに、12Vのバッテリーが上がってしまっても、通常のジャンプケーブルを用いた応急エンジン始動ができるような変換回路も組み込まれている。

《正田拓也》

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