7日正午ごろ、大阪府豊中市内の府道を走行していた原付バイクが、路肩に停車していた普通トラックに追突する事故が起きた。トラックには鉄筋が積載されており、バイク運転者の腹部を貫通。男性は内臓損傷の重体となっている。
大阪府警・豊中南署によると、事故が起きたのは7日の午後0時10分ごろ。豊中市上津島3丁目(N34.45/E135.27)付近の府道を走行していた原付バイクが、路肩に停車していた普通トラックに追突した。
トラックには鉄骨(長さ約10m、直径1cm)が50本ほど、荷台から後方へはみ出す状態で積まれていた。バイクを運転していた同市内に在住する22歳の男性は鉄骨に突っ込み、うち3本が腹部から背中に掛けて貫通する状態となった。
通報を受けて現場に急行した消防のレスキュー隊が油圧カッターを用いて鉄骨を切断。男性は近くの病院に収容されたが、内蔵損傷で重体となっている。病院で刺さった鉄骨を抜き取るための手術が行われたが、命に別状はないという。
現場は片側2車線の直線区間。トラックは側道部分に停車していた。事故自体はバイク側の前方不注意が原因で発生したとみられるが、トラックには積荷のはみ出しを示す表示が行われていなかった。
警察では積載方法に問題があったとして、トラックを運転していた男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。