【フランクフルトモーターショー09】フィアット 500アバルト にフェラーリ仕様…超クール!!

自動車 ニューモデル モーターショー
【フランクフルトモーターショー09】フィアット 500アバルト にフェラーリ仕様…超クール!!
【フランクフルトモーターショー09】フィアット 500アバルト にフェラーリ仕様…超クール!! 全 2 枚 拡大写真

フィアットは9日、『アバルト695トリビュートフェラーリ』を、15日に開幕するフランクフルトモーターショーで初公開すると発表した。『アバルト500』をベースに、アバルトとフェラーリのコラボレーションによって生まれた限定車だ。

フェラーリとアバルトは、共に長い歴史を持つイタリアンブランド。ドライバー重視の姿勢、チューナーとして出発した点、モータースポーツ界において尊敬を集めている点など、両社の共通点は多い。

1953年には両社のコラボレーションによって、フェラーリ『166/250MMアバルト』が誕生。エグゾーストシステムをアバルトが担当し、生産はフェラーリのマラネロ工場で行った。この166/250MMアバルトは、ミッレミリアなどで大活躍。アバルトのエグゾーストシステムは他のフェラーリにも採用され、そのいくつかは世界選手権タイトルを獲得している。

また、最近ではフィアットがアバルト500の特別仕様車を少量生産し、欧州のフェラーリ販売店に導入。販売店では、顧客の送迎などに活用している。

今回発表されたアバルト695トリビュートフェラーリは、アバルト500をベースにフェラーリのスポーツイメージを反映させたモデル。アバルトが高級スポーツカー市場に参入すると同時に、フェラーリオーナーのセカンドカー需要を満たすのが目的だ。

外観はフェラーリの赤、「スクーデリアレッド」で塗装。ドアミラーはカーボンファイバー製となり、アルミホイールとリアのエアインテークは、レーシンググレーで仕上げられる。ボンネットやルーフ、リアゲートの2本のストライプは、フェラーリ『F430スクーデリア』をイメージさせるものだ。ヘッドライトはマニエッティマレリ製のキセノンに交換された。

室内は専用バケットシート、「アバルトコルサbyサベルト」を装着。アバルト500の標準シートよりも10kg軽いカーボン製で、表面はブラックレザー張りとした。ステアリングホイールもブラックレザーで、レッドレザーがアクセントに配される。

メーターはフェラーリと同タイプのJaeger製。フロアはアルミ仕上げで、アルミ製ペダルは「スコーピオン」のロゴ入りだ。専用キックプレートや限定車を示すシリアルナンバーも添えられた。

もちろん、エンジンにも手が加えられており、1.4リットル直4ターボの「T‐ジェット」は吸排気系を中心にチューニング。最大出力は135psから180psへ、45psのパワー向上を果たした。トランスミッションは「MTA」と呼ばれる2ペダルMT。アバルト得意のエグゾーストシステム「レコードモンツァ」は、3000rpmを境に、さらに刺激的な音色を奏でる。

足回りは、ダンパーを強化仕様に交換。ブレーキはブレンボ製の4ピストンで、ローターは284mmの大径タイプが装着される。17インチのアルミホイールは、フェラーリ車がモチーフだ。

フィアットは、アバルト695トリビュートフェラーリの限定台数や価格を公表していない。ベース車のアバルト500の日本価格が295万円であることを考えると、欧州では400万 - 500万円程度だろうか。日本への導入にも期待。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る