GM、60日以内なら全額返金可能

自動車 ビジネス 企業動向
GM、60日以内なら全額返金可能
GM、60日以内なら全額返金可能 全 15 枚 拡大写真

GMはアメリカ国内において、9月14日から11月末までに新車を購入した顧客に対し、購入から60日以内なら代金の全額を返金する「60デイズ・サティスファクション・ギャランティー」制度を開始した。

この制度は大型マーケティングキャンペーン、「メイ・ザ・ベスト・カー・ウィン」の一環。2009または2010年モデルの「シボレー」「ビュイック」「GMC」「キャデラック」の新車を購入した顧客が、商品を気に入らなかった場合、走行距離が4000マイル(約6440km)以内なら、購入から31 - 60日の間に限って返品を認めるという内容だ。新車購入代金は、全額を返金。その費用はいったんディーラーが立て替え、GMが精算する。

8月の米国新車販売は、7月24日から8月24日まで実施されたスクラップインセンティブの効果によって、126万1977台をセールス。前年同月比は1%増と2007年10月以来、1年10か月ぶりのプラスに転じた。しかし、メーカー別で首位のGM(サーブを除く)は24万5066台で、前年同月比は19.9%減と回復の波に乗り遅れている。

GMのボブ・ラッツ副会長は「デザインや燃費、保証、安全性などを考慮すれば、GM車は最高の選択肢となり得る」と、アピールに懸命だ。

今回のGMの返金保証制度は、いわば窮余の策。しかし、制度を不正利用する顧客はいないのか、また返品によって大量の中古車が発生した場合の対応など、問題点は多い。果たして、成功するだろうか……。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る