メルセデスベンツ SLS AMG…その走り、頂点へ

自動車 ニューモデル 新型車
メルセデスベンツ SLS AMG…その走り、頂点へ
メルセデスベンツ SLS AMG…その走り、頂点へ 全 5 枚 拡大写真

ダイムラーは10日、新型車メルセデスベンツ『SLS AMG』を発表した。動画共有サイトでは、そのPR映像が公開されている。

新型SLS AMGは、メルセデスベンツの名車中の名車、1954年発表の『300SL』を最新技術で甦らせた新フラッグシップスポーツ。メルセデスベンツの高性能車開発部門のAMGが、デザインからメカニズムまで、すべてを手がけた第1号車だ。既存のメルセデス車にないデザインは、ロングノーズ&ショートデッキの古典的スポーツカーフォルムが特徴。もちろん、300SLのハイライトでもあるガルウイングドアが採用されている。

心臓部は、『63AMG』シリーズの6208cc・V8をベースに、約120か所に渡る専用チューンを施したユニット。その内容は、ドライサンプオイル潤滑システム、強化クランクシャフトベアリング、鍛造ピストン、新設計インテークなど多岐に渡る。その結果、最大出力571ps/6800rpm、最大トルク66.3kgm/4750rpmを獲得。欧州複合モード燃費は7.57km/リットル、排出ガス性能はユーロ5やLEV2、ULEV基準を満たしており、スーパーカーとして一級の環境性能を備えている。

エンジンは低重心化のため、フロントアクスル後方の低い位置、フロントミッドシップにマウント。トランスミッションはリアアクスルに配置するトランスアクスルレイアウトだ。トランスミッションは、新開発のデュアルクラッチ7速2ペダルMT、「AMGスピードシフトDCT-7」。オールアルミスペースフレーム構造により、車重は1620kgに抑えられ、0 - 100km/h加速3.8秒、最高速317km/hという圧倒的なパフォーマンスを発揮する。

インテリアは、斬新かつ非常に高いクオリティを表現。航空機のコクピットがモチーフで、メーターやスイッチ、ベンチレーションは、円形で統一された。「Eセレクト」と呼ばれるシフトレバーは操縦桿を思わせる形状である。

アルミ製サスペンションは、前後ともダブルウィッシュボーン。ブレーキは前6ピストン、後ろ4ピストンのセラミックコンポジットブレーキとなり、タイヤはフロント265/35ZR19、リア295/30ZR20サイズが装着される。

トップオブメルセデス、そして、トップオブAMGに君臨する新型SLS AMG。その走行シーンを収めたPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  4. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  5. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る