【フランクフルトモーターショー09】シトロエン C3 新型…明確な個性
自動車 ニューモデル
モーターショー

新型のハイライトといえるのが、巨大なフロントウィンドウだ。「Zenith」(天頂)と名づけられたウインドスクリーンは、ルーフ部分にまでフロントガラスが回りこんでいるのが特徴。パノラマルーフに迫る抜群の開放感を実現する。シトロエンによると、前席からの視界は最大で80度拡大。もちろん、太陽光や紫外線対策も入念に施されており、窓面積が増えることに起因するロードノイズなどのNVH対策にも、徹底的に取り組んでいる。
室内は大人4名がくつろげる広さを確保。ツートンの「サーモコート」を施したダッシュボード、サテングレーまたは光沢アルミのトリムパネルが高い質感を演出する。トランク容量は300リットル(VDA計測値)と十分で、コンソール、グローブボックス、センターアームレストなどには、収納スペースが豊富に設けられた。
新型C3は、欧州で11月から販売開始。激戦の欧州Bセグメントにおいて、明確な個性が引き立つ。
《森脇稔》