米レクサスの最量販車、ES がマイナーチェンジ

自動車 ニューモデル 新型車
米レクサスの最量販車、ES がマイナーチェンジ
米レクサスの最量販車、ES がマイナーチェンジ 全 11 枚 拡大写真

米国トヨタ販売は18日、レクサス『ES』の2010年モデルを発表した。フロントを中心に外観のイメージチェンジを図るとともに、安全面を中心に装備を充実させている。

レクサスESは、トヨタ『ウィンダム』のレクサス版で、『カムリ』のプラットフォームをベースに開発したFF車だ。日本では2006年をもってウィンダムは廃止されたが、北米向けには2006年4月、5代目レクサスESが登場。現在は北米専用車種で、生産はトヨタ自動車九州が担当している。

5代目ESとして初のマイナーチェンジは、フロントマスクを中心に改良。グリル、バンパー、ヘッドランプを変更して、『HS250h』にも通じる最新レクサスの表情を手に入れた。リアはテールランプとバンパーをリニューアル。サイドビューでは、クロームモールとウィンカー内蔵ドアミラー、アルミホイールが新しい。

安全面では、リアシート内蔵エアバッグをはじめ、10個のエアバッグを標準装備。ナビゲーション未装備車には「レクサスセーフティコネクト」、ナビゲーション装備車には「レクサスエンフォーム」付きのセーフティコネクトを1年間無料付帯し、24時間365日対応の緊急サポートシステムを構築した。またVSC(ビークルスタビリティコントロール)にはカットオフスイッチを新設し、ぬかるみや雪道でのスタック時の脱出を容易にする。

室内はステアリングホイールやセンターコンソールのデザインを変更。コンソールは容量アップにより、使い勝手を高めた。メーター内にはエコドライブインジケーターを追加し、シート、ドアミラー、ステアリングホイールの位置を記憶する「レクサスメモリーシステム」や、雨滴感知ワイパーを標準化。オーディオは『iPod』対応となり、ブルートゥース採用により携帯電話のハンズフリー通話をサポートする。

ウッドパネルとシートなどのレザーも見直され、ウッドパネルはダークブラウンバーズアイメープルが新登場。レザーはバーチメントからカシミールに変更した。オプションの「ウルトララグジュアリーパッケージ」には、セミアニリンレザーが使用される。

エンジンに関しては不変で、3.5リットルV6(272ps、35.1kgm)に、マニュアルモード付き6速ATの組み合わせだ。

レクサスESの今年1 - 8月の累計販売台数は3万0385台で、前年同期比は34.2%減。しかし、依然として米国におけるレクサスブランドの最量販車である点に変わりはない。米国トヨタはマイナーチェンジを機に、さらなる拡販を図る構えだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る