ボンバルディア機の信頼性向上で継続協議

自動車 ビジネス 企業動向

国土交通省航空局は、9月25日、カナダ・トロントで開催された「ボンバルディア式DHC-8-400型機に係る会議」に出席。カナダ航空局やボンバルディア社など関係団体と意見を交換した。

この会議は、日本でのDHC-8-400型機の運行信頼性の向上について、日本とカナダの両国間で議論することを目的とし、07年4月にカナダ・トロントで最初の会議が開催された。2国で交互に開催され、今回で4回目となる。

DHC-8-400型機は、07年3月の高知空港での胴体着陸という重大事故で注目されたが、その後も以前としてトラブルはなくなっていない。昨年8月以降にも、大阪国際空港におけるエンジン・タービン部の損傷(08年8月)、種子島空港における離陸後のエンジン・ギアボックスの損傷など重大インシデントを引き起こしている。

会議では、これらの重大インシデントの改良点や対策が報告され、引き続きカナダ航空局とボンバルディア社が、日本の航空局及び日本の航空会社と協力して機体改良などの対策を行っていくことが確認された。

DHC-8-400型機の信頼性が完全に回復されるまで「関係者間で安全情報を共有することが不可欠であり、今後とも緊密な協力を行い、同型機の信頼性向上に向けた取り組みを進めていく」と、同局航空機安全課は言う。

会議出席者は、川上航空機安全課主席整備審査官(航空局)、ファーガソン耐空性担当課長(カナダ航空局)、ボンバルディア社技術担当責任者、JAL、ANAグループ会社整備担当部長ほか。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【BMW 320d ツーリング 新型試乗】10年経っても一線級、乗用ディーゼルが生き残る術はないのか?…中村孝仁
  2. 日本発の高性能EV『アウル』、最高速438.7km/hを記録…世界最速の電動ハイパーカーに
  3. トヨタ『ヤリス』次期型は2025年末登場か、ハンマーヘッド&新エンジン搭載でスポーティ感アップ!?
  4. トヨタ『カローラFX』が米国で登場…現代的でスポーティブな仕様[詳細画像]
  5. HKSからGT-R、86/BRZ、GRスープラ用フロアマットがリニューアルされて販売開始
  6. [15秒でわかる]エンジンマウント交換で車のフィーリング劇的変化
  7. 新型プリウス、クラウン、シエンタ、日産サクラで便利に使えるライティングアイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
  8. じ~ん。ポルシェを手に入れた瞬間の幸福
  9. [音のプロが推す“超納得”スタートプラン]純正高級オプションシステムの音を良くしたいなら「アンプDSP」がお薦め!
  10. ピニンファリーナ、ハイパーEV『バティスタ』展示…架空の億万長者「ブルース・ウェイン」の自宅に
ランキングをもっと見る