【ジャガー XJ 日本発表】大きく変わったスタイリングは初代の精神

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従来型『XJ』のイメージを覆すような外見の変化だけが強調されがちの今回のモデルチェンジだが、「XJ THE ICON REIMAGINED」というキャッチフレーズの中に、XJの伝統の精神を取り戻そうという姿勢も感じられる。

来日したジャガーカーズのデザインディレクター、イアン・スチュアート・カラム氏は十代の昔、初代XJに感銘を受けたことを振り返り「ジャガーのデザインチームは1968年の精神を取り戻し、アイコンを再構築して、考え直そうと決めた」とし、大きなデザイン変更を決めた経緯を語った。

カラム氏は40年以上前の初代XJについて「ラグジュアリーカーに対する人々の考えを変えた」と評価、「今日のジャガーデザインにとって、その強烈さや、大胆な精神の中の何かを獲得することは絶対必要だった」として、XJの変化の必要性を強調した。

フロントマスクを中心に大きく変わったように見えるデザインだが、イアン・カラム氏は一部で伝統の復活も挙げている。細長い、涙滴形をしたティアドロップ型のサイドガラス、引き伸ばされたティアドロップ型のグラフィックスがジャガーの「スリーク(流線形)」を取り戻しているのだという。

また、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのデービッド・ブルーム社長は「ニューXJは先代からのアイコンとは何かを考え直す機会となる」と今回の変化こそがXJの象徴であるとした。

なお、外見の変更以外に室内にも大きな変化が感じられる。象徴的な装備としては、液晶ディスプレーによるバーチャルなインスツルメントパネル。デジタル技術で視認性の良いアナログメーターを表現しながら、自由度の高い表示が可能。運転席に座って新型XJの変化をもっとも感じられる装備のひとつとなっている。

《正田拓也》

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