ホンダ、米国新車販売は23.3%減…9月実績
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ホンダブランドの乗用車系では、『シビック』が28.4%減の1万6093台と、3か月ぶりのマイナス。『フィット』も51.6%減の3284台と、2か月ぶりの減少だ。主力車種の『アコード』は、10.6%減の2万0826台と不振が続く。
4月に米国市場へ投入された新型『インサイト』は、1746台をセールス。しかし、トヨタ『プリウス』の1万0984台とは6倍以上の開きがある。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、『CR-V』が1万4554台を販売し、前年同月比は12.3%減と3か月ぶりのマイナス。大型ミニバンの『オデッセイ』も48.9%減の5735台、小型ピックアップトラックの『リッジライン』も42.2%減の1430台と不振だ。そんな中、大型SUVの『パイロット』は0.5%増の5438台と気を吐いた。
アキュラブランドでは、『TSX』が前年同月比5.8%減の2103台と、2か月ぶりのマイナス。『TL』は35.3%減の2034台、『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)は44.4%減の150台と極度の不振だ。SUVもマイナーチェンジ直前の『MDX』が41.9%減の2220台、『RDX』が20.5%減の752台と苦戦している。
米国ホンダの9月セールスの結果からは、米国新車販売がスクラップインセンティブ頼りだった実態がよく分かる。インセンティブ終了の反動は、想像以上に大きいといえそうだ。
《森脇稔》