日立グループ、横滑り防止システム向け小型複合センサを開発

自動車 ビジネス 企業動向

日立製作所と日立オートモティブシステムズは6日、自動車の走行姿勢を検出して横滑りを防止するシステム向けに、耐熱性、振動耐性を高めて従来の車室内からエンジンルームへの設置を可能にした小型複合センサ技術を共同開発したと発表した。

今回開発した複合センサは、MEMSの微細加工技術を活用、回転に伴う角速度と、自動車の前後、左右に働く加速度を測定する3個のセンサを3.4×8.3mmの1チップ上に搭載したもので、3軸の測定データから車体の動作を求め、ブレーキを自動的に制御し適正な走行状態を保つことを支援する。

また、複合センサに制御LSIと電源を組み合わせたセンサモジュールを試作し、検証実験を行ったところ、エンジンルームで使用可能なマイナス40 - プラス125度の温度耐性と振動耐性を確認した。これにより、エンジンルーム内の油圧制御部に直接センサモジュールを取り付けることが可能で、車室内に設置する場合に比べ、配線部品などが不要となり、システムの低コスト化も図れるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  3. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る