[動画]トヨタ ハイラックスサーフ 北米向け新型

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米国トヨタ販売は9月24日、新型『4ランナー』(日本名:『ハイラックスサーフ』)を発表した。新型から北米専用モデルとなり、日本では1984年の初代から4代25年間で、ハイラックスサーフが消滅した。

5代目4ランナーは、好評の悪路走破性や、乗用車と同等の快適性を維持しながら、力強いスタイル、パワフルかつ燃費のいいエンジン、ユーティリティなどを追求。新型は「SR5」、最上級の「リミテッド」、オフロード重視の新グレード「トレイル」の3モデルで構成され、駆動方式は2WD(FR)と4WDを用意する。堅牢なラダー(梯子型)フレームにボディを載せる手法は、新型にも受け継がれている。

エンジンなどメカニズムの多くは、9月14日に日本発表された新型『ランドクルーザープラド』と共通だ。エンジンは「2TR-FE」型2.7リットル直4「VVT-i」(157ps、24.6kgm)と「1GR-FE型」4.0リットルV6「VVT-i」(270ps、38.4kgm)のガソリン2ユニット。4.0リットルV6は旧3.4リットルV6比で34ps、旧4.7リットルV8比でも10psパワフルだ。米国の顧客が重視する牽引力は、4.0リットルV6搭載車で2268kgを確保した。

トランスミッションは、2.7リットルが4速AT、4.0リットルが5速AT。米国EPA(環境保護局)燃費は、2.7リットルが市街地7.65km/リットル、高速9.78km/リットル、4.0リットルが市街地7.23km/リットル、高速9.78km/リットルと見込まれている。

サスペンションは前ダブルウイッシュボーン、後ろ4リンク。4WDはグレードに応じて2種類を設定し、トレイルとSR5がパートタイム4WD、リミテッドがスイッチ操作で3モードを切り替えるセンターデフロック付きのフルタイム4WDとなる。

トレイルには、オフロードで微妙な速度調節が必要な場合、エンジンとブレーキを自動制御して低速を維持する「クロールコントロール」、砂地やぬかるみにおいて、トラクションコントロールの制御を変化させて駆動力とブレーキを最適制御する「マルチテレインセレクト」を装備。また、下り坂で車速を維持し車両安定性を高める「ダウンヒルアシストコントロール(DAC)」、坂道での発進時に車両の後退を防ぐ「ヒルスタートアシスタントコントロール(HAC)」を全車に標準装備した。

新型4ランナーは、米国では今秋発売されるが、日本には導入されない。乗用ライクなSUVが主流の日本では、もはや役目を終えたとのトヨタの判断だろう。かつて一世を風靡したハイラックスサーフ。北米専用車となった新型の高い走破性を紹介した映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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