日産、インフルエンザ対策に熱カメラ開発…本社ビルに導入

自動車 テクノロジー 安全
発熱の疑いのある人を発見し、新型インフルエンザの感染拡大を防止する
発熱の疑いのある人を発見し、新型インフルエンザの感染拡大を防止する 全 6 枚 拡大写真

日産自動車は7日、従業員に対する新型インフルエンザの予防策として自社開発した熱画像カメラ技術を応用した入館管理システムを開発、導入すると発表した。

今回導入するシステムには、日産とチノーが共同で開発した体表面温度チェッカー『サーモピクス愛』を使用。製品には日産が自動車搭載用カメラとして研究開発してきた遠赤外線を利用した熱画像カメラの技術が搭載されており、非接触でスピーディーに温度を測定することができる。

この製品は顔を近づけるだけで顔の表面温度を測定し、発熱の有無を即座に判別するというもの。従業員の入館時に検温することで発熱者の入室を制限、オフィス内での新型インフルエンザの感染を抑制する。
 
日産では、オフィスでの新型インフルエンザの感染を極力防ぐことを目的に、システムをグローバル本社ビルでトライアル導入し、今後、国内の事業所へ順次導入していく予定。
 
日産では2004年から、自社が持つ知的財産を異業種にライセンスする活動を行なっており、自社で研究開発した多くの技術やノウハウなどを自社だけの利用だけでなく、オープンにして自動車産業以外の多くの分野での利用を促進し、収益確保の多様化を図る。
 
今回の熱画像カメラ技術もこの活動の一環で、日産はシステムを広め、新型インフルエンザの感染の抑制に寄与する意向だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る