BMWグループは7日、9月の世界セールスの結果を公表した。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドの総販売台数は、12万2354台。前年同月比は0.7%増となった。
ブランド別では、BMWが前年同月比1.2%減の9万7545台を販売。『1シリーズ』が3%増の2万2145台、『3シリーズセダン』が4.2%増の2万0184台、モデル末期の『5シリーズ』が0.2%増の1万4773台と牽引した。
また、新型『7シリーズ』は前年同月比51.1%増の4336台、新型『Z4』は124.8%増の3019台と、新型2車種が好調な立ち上がり。『3シリーズツーリング』も9.3%増の8100台と売れた。BMWブランドの今年1‐9月累計販売台数は、前年同期比1.2%減の9万7545台と回復まで、あと一歩である。
MINIブランドの9月世界販売は、前年同月比9.5%増の2万4759台。『コンバーチブル』が232.2%増の3870台と伸びたほか、『ハッチバック』と『クラブマン』のエントリーグレード「ONE」が、60.4%増の5534台と売れている。今年1‐9月累計では、前年同期比12.6%減の16万1638台にとどまった。
BMWグループの9月販売台数を市場別で見ると、英国が前年同月比1.1%増の2万4590台、フランスが3%増の6817台、イタリアが2.1%増の7678台、スペインが7.6%増の3996台と、スクラップインセンティブ導入国が好調。中国は35.4%増の8131台を販売し、ドイツ、米国、英国に次ぐ売れ行きを示した。
BMWグループ全体の今年1 - 9月累計販売台数は、前年同期比16.2%減の77万7455台。BMWグループのイアン・ロバートソン販売&マーケティング担当取締役は、「欧州では10月後半に新型『X1』と『5シリーズGT』が投入されるため、販売増が期待できる」と語っている。