水素で走る自転車、岩谷産業が開発…試験的運用を開始へ

エコカー ハイブリッド

岩谷産業は、純水素型燃料電池を搭載したアシスト自転車『水素自転車』を開発した。燃料電池の新しい利用分野を開拓するための一環として開発した。

動社は、経済産業省が実施する「水素・燃料電池実証プロジェクト」の一環で、2006 - 08年度の3年間、燃料電池アシスト自転車の実証試験を行った。今年度は、この実証研究の成果をベースに、一般による実証機モニター評価を行う計画で、燃料電池アシスト自転車を独自に改良し“誰でも、安全に、簡単に、快適に乗ることができる水素自転車”をコンセプトに開発した。

今回開発した水素自転車は純水素型60W級燃料電池を搭載し、水素ガスの供給のための「水素カートリッジ」を搭載する。バッテリーの残量が少なくなると自動的に水素カートリッジから燃料電池に水素を供給して発電、バッテリーに充電する。これにより充電器によるバッテリーの充電が不要となる。

バッテリーの電力でモーターを駆動し、自転車の走行をアシストする仕組みで、充電しながらのアシスト走行が可能で、バッテリーのみでの走行と比較して、約1.5倍の走行距離を可能にした。

関西国際空港で試験的運用を10月13日から行なうとともに、様々なイベントなどで試乗を通じて、水素エネルギーを身近に感じてもらうため、活用していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  2. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る