ホンダエコノパワー競技大会、チームファイアボールが2474.742km/リットル

エコカー 燃費
グループIV チームファイアボール
グループIV チームファイアボール 全 15 枚 拡大写真

第29回本田宗一郎杯「Hondaエコノパワー燃費競技全国大会」が11日、栃木県のツインリンクもてぎで開催され、「チームファイアボール」が2474.742km/リットルの今大会最高記録で本田宗一郎杯を獲得した。

Hondaエコノパワー燃費競技全国大会は、1リットルのガソリンで何km走ることが出来るかチャレンジする競技会。チームが創造力を駆使し挑戦する知的なモータースポーツとして、1981年に第1回大会が鈴鹿サーキットで開催された。以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学といった学生や、社会人のチームが毎年多数参加している。

今年の第29回大会は、創意工夫に満ちた総台数445台がエントリーし、各クラスで熱戦が繰り広げられた。海外からは昨年の大会に比べ1チーム増加の4チームが参加した。

競技は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイのオーバルコースを、規定時間内に平均速度25km/h以上で7周(二人乗りクラス、市販車クラスは3周)走行後、ガソリンの消費量を計測し燃費を算出する。参加車両の搭載エンジンは、『スーパーカブ』などに搭載されている4ストローク50ccがベースとなっている(ニューチャレンジクラスはホンダ4ストローク50cc以上150cc以下)。

グループIの中学校クラスは、長野県から参加した篠ノ井西中学校の「Creation▽」が5連覇を達成。昨年の記録1049.308km/リットルを大幅に上回る1084.487km/リットルの好記録を樹立した。篠ノ井西中学校の各チームは、他に3位、4位、6位と上位を占めている。初参加で女性4名の「松本市清水中DREAMGIRLS」は15位完走。

また、エントリー台数が最も多いグループIIの高等学校クラスは、地元栃木県から参加の「栃木県立矢板高等学校 B」が2259.348km/リットルで優勝。24位まで1000km/リットルを上回る好記録であった。

グループIIIの大学、短大、高専、専門学校クラスは、「金沢工業大学夢考房」が、昨年に引き続き1840.193km/リットルの記録で、2年連続の優勝。

グループIVの一般クラスは、「チームファイアボール」が2,474.742km/リットルの記録で、クラス優勝を獲得すると同時に、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与え
られる最優秀賞“本田宗一郎杯”を受賞した。

ニューチャレンジクラスでは、「栃木県立矢板高等学校 OB」が、1,826.419km/リットルで優勝。2人乗りクラスでも、「栃木県立矢板高等学校C」が870.077km/リットルで優勝した。市販車クラスは、「TheodoreRacing1」が193.570km/リットルで優勝した。

今大会に出場した参加車両の中で、アイデアや独創性などに優れたチームに贈られる「特別賞」各賞は、最優秀賞本田宗一郎杯が「チームファイアボール」(グループIV)、デザイン賞が「チーム日本デザイン専門学」校(グループIII)、アカデミー賞が「埼玉県立進修館高校機械研究部A」(グループII)、チャレンジ賞(新人賞)が「城西川越中学『欅』GoGoGo」(グループI)、話題賞(マスコミ選出)が中大精研・SE-factory(グループIII)に、それぞれ贈られた。Hondaリーム賞、技術賞、エコ賞については該当なし。

■天候:晴れ
■気温:11.5度(午前7時00分時点)
■燃料密度:0.7444(午前7時00分時点)
■主催:ホンダ(本田技研工業株式会社)

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る