住友化学、アルミナ製品の原料を全面転換…海洋環境保全

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住友化学は、アルミナ製品について、原料であるボーキサイトの残渣の海洋投入処分を早期に終了するとともに、製品の安定供給を継続していくため、2010年4月を目処に、原料を転換することを決定した。

アルミナ製品は、ボーキサイトを精製して得る水酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムを基に作られるアルミナ、活性アルミナ、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、アルミン酸ソーダなど。アルミナ製品は、LED基板、ICパッケージや自動車プラグ用のファインセラミックス、凝集剤や人工大理石、液晶ガラス基板の原料など、幅広い分野で使用されている。

同社は、各種のアルミナ製品を愛媛工場(愛媛県新居浜市)で、輸入ボーキサイトを原料に年間約20万t(アルミナ換算)生産している。

同社は海洋での環境を保全するため、ボーキサイト残渣の海洋投入を中止することを表明。各種アルミナ製品について海外で生産された水酸化アルミニウムを原料に、従来と同等の品質の製品が提供できることが確認され、主要な顧客の了解を得られたことから、2010年4月を目途に、原料の全面転換を行うことにした。

原料の全面転換以降は、生産にともなう残渣が発生しないことに加え、その後設備内の残渣の処理を完了することで、海洋投入の完全中止をできるだけ早期に実現するとしている。

《レスポンス編集部》

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