VW ゴルフR & シロッコR …欧州で受注開始

自動車 ニューモデル 新型車
VW シロッコR
VW シロッコR 全 24 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは15日、欧州において『ゴルフR』と『シロッコR』のオーダー受付をスタートさせた。ドイツでの価格は、ゴルフRが3万6400ユーロ(約493万円)から、シロッコRが3万3475ユーロ(約454万円)からとなる。

両車とも、9月のフランクフルトモーターショーでデビュー。エンジンは直噴2.0リットル直4ターボ「TSI」で、アウディ『S3』『TTS』用をベースに吸排気系に専用チューンを施したユニットを搭載する。

しかし、出力特性は若干異なっており、最大出力はゴルフRが270ps、シロッコRが265ps。最大トルクはどちらも35.7kgmで、2500 - 5000rpmの幅広い領域で発生し続ける柔軟な特性だ。もちろん、サスペンションとブレーキも強化タイプとなる。

両車の最大の違いは、駆動方式。シロッコRがFFであるのに対して、ゴルフRはフルタイム4WDの「4モーション」である。トランスミッションは、どちらも6速MTと6速DSGを用意した。

駆動方式の違いは加速性能に表れており、0 - 100km/h加速はゴルフRが5.5秒(DSG)/5.7秒(6速MT)、シロッコRは、6.4秒(DSG)/6.5秒(6速MT)。最高速は両車ともに250km/h(リミッター作動)に到達する。環境性能は、欧州複合モード燃費12.5km/リットル、CO2排出量187g/kmと良好だ。

内外装は「フォルクスワーゲンインディビジュアル」が、スポーツ性を強調するモディファイを実施。外観はグリル、バンパー、サイドスカート、ルーフスポイラー、アルミホイールなどが専用デザインで、フロントのデイタイムランニングライト、リアのスモークテールランプも識別点となる。

室内には、スポーツシート、3本スポークのフラットボトムステアリングホイール、アルミペダルなどを採用。インパネやシフトレバーには、アクセントとしてアルミパネルを装備し、シートやステアリングホイール、サイドシルには、「R」のロゴが添えられた。

最強のRシリーズ2台は、近い将来、日本への導入も確実。ゴルフRの現地価格493万円、シロッコRの現地価格454万円が、日本導入時の価格の目安となりそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る