【東京国際自動車会議09】山下日産副社長、異業種の参入ハードル下がるが…

エコカー EV
リーフ
リーフ 全 3 枚 拡大写真
「2009東京国際自動車会議」(主催・日経BP社)が20日都内のホテルで開かれ、パネルディスカッションに出席した日産自動車の山下光彦副社長は、自動車の電動化による異業種からの自動車産業参入について言及した。

山下副社長は、ベンチャー企業による電気自動車(EV)の投入など、自動車事業参入へのハードルは「下がってきている」と指摘。EVではエンジンや在来のトランスミッションなどが不用となるからだ。

たとえばミッションは自動車業界が「熟成に長い年月を要したが、そうした精密なメカはいらなくなるものもある」(山下副社長)という。ただ、このような「メカニカルなすり合わせ技術は減少」するものの、「全体の性能のインテグレーションは、(EVでは)むしろ難しくなる可能性もある」と述べた。

さらに「自動車は世界中でさまざまな使われ方をすることに対応しなけらばならない。そこにわれわれ自動車メーカーのノウハウがある」とし、品質確保と量産技術のバリアーは「依然として高い」との見解を示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る