トヨタ自動車の豊田章男社長は、トヨタ、レクサス両ブランドのブースに相次いで登壇。途中、原稿のモニターが不調になるアクシデントがあったが、笑顔で場をしのぎ、プレスデーデビューを無難にこなした。
プレゼンでは、世界をリードするハイブリッド車(HV)について「HVと電気自動車(EV)ががまったく別物であるかのようにおっしゃる方もいる」と、やや挑発的な発言も。EVに力を入れる日産自動車のカルロス・ゴーン社長の言動を意識したものと受け取れる。
豊田社長は「トヨタのHVは電気だけでも走行できる」としたうえで、「半分は電気自動車なのです」と述べた。
さらに「超低燃費とコストを両立した供給可能なクルマは、現時点ではHVしかない」と強調。話題先行のEVでなく現実的な環境へのソリューションに注目してほしいと訴えた。