【COTY09-10 選考コメント】時代を反映した結果に安堵…川島茂夫

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大体予想したとおりの結果になった。 特別賞については決定的な決め手に欠くものの、一つの部分にスポットライトを当てれば分かりやすいクルマであり、獲得票数を含めて収まるべき所に収まったと思っている。

個人的に最も興味を惹かれたのは本賞におけるハイブリッド2車の対決。来るべき時代を担うクルマであり、2車ともにハイブリッドが近未来先取りの特別な技術から脱却し、確固たる市場として定着を図るための鍵を握っている。そう考えれば、どちらが本賞に選ばれても不満はないし、またどちらかが本賞に選ばれなければならないとも思えた。

配点はそういった考え方に準じたものであり、インサイトが無冠に終わったのは惜しまれるが、時代を的確に反映した結果にある種の安堵を覚えてしまった。

川島茂夫|自動車評論家・AJAJ会員
バイヤーズガイドを中心に執筆活動を展開中。ユーザーニーズと市場動向を背景に様々な視点から多角的な分析を心掛けている。ハードウェアの進化と生活の多様化から発露される潜在的なユーザーニーズの予測が非常に重要であり、それらを踏まえた上で各車各様な存在意義を論評の基本としている。

《川島茂夫》

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