トヨタ、トヨタホームに住宅事業を完全統合へ

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トヨタ自動車とトヨタホームは、2010年10月1日付けでトヨタ自動車の住宅事業の全機能をトヨタホームに統合することで合意した。

今回の事業統合は、少子高齢化社会への対応など、住宅の市場環境が変化する中、トヨタグループの住宅事業の組織を一本化し、専門性を高めるとともに、開発・生産・販売が一体となった迅速な意思決定と機動的な事業運営を行うのが狙い。

トヨタ自動車は社内組織だった住宅事業のうち、2003年に営業、マーケティング、施工を分社化したトヨタホームを2003年に設立した。2008年には商品開発機能も移管して、営業力・商品力の強化と人材の確保を図った。

事業企画・技術開発・生産機能はトヨタに残し、自動車部門とのシナジーを図ってきた。

トヨタホームは2006年度に戸建販売5000戸を達成するなど、収益基盤も安定してきており、トヨタ自動車から住宅事業を全てトヨタホームに移し、完全に独り立ちさせる。

事業統合するため、トヨタから春日井・栃木・山梨事業所、栄オフィスと住宅関連子会社の株式などをトヨタホームに移管する。

トヨタの住宅事業は、創業家である豊田章一郎氏が「一代につき一事業を起こす」との家訓にのっとって起こした事業。章一郎氏は取締役を退任したが、やっとトヨタホームは、トヨタ本体から独立することになる。

《レスポンス編集部》

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