【東京モーターショー09】ホンダ、電気に開発リソースを大きく割く

自動車 ニューモデル モーターショー
ホンダCR-Z
ホンダCR-Z 全 6 枚 拡大写真

今年の東京モーターショーのホンダブースは、クルマとバイクの混合展示となっている。プレスデー初日の21日12時50分から行われたプレスブリーフィングも、二輪、四輪同時に行われた。

ステージにはEV、ハイブリッドカー、燃料電池車など、エコカーがズラリと並ぶ。今年6月にホンダおよび研究開発子会社である本田技術研究所の社長に就任した伊東孝紳氏がスピーチに立ち、「クルマの低燃費化はもちろん、太陽電池、各モビリティの電動化技術まで総合的にCO2削減に取り組み、環境・エネルギー技術のトップランナーを目指します」と謳った。

ホンダは創業以来、エンジン技術に格別のこだわりを持ってきたメーカーだが、今回の展示は電気エネルギー利用技術に開発リソースを大きく割くという方向性を強く打ち出した格好だ。

「我々はこんなものがあったら便利だな、楽しいなという夢を夢で終わらせず、技術によって製品として世に送り出すためのチャレンジを続けています」(伊東氏)

クルマにおける電気エネルギー利用技術を見ると、バッテリーを筆頭に解決困難な技術的課題が山積みである。それを技術で何とかしていきたいという思いが、“ないものつくれ”というブースコンセプトに込められている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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