横浜ゴム、真空蒸着用コート材のラインナップを拡充へ

自動車 ビジネス 企業動向
「Y-coat」でコーティングした金属蒸着の樹脂板
「Y-coat」でコーティングした金属蒸着の樹脂板 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムは27日、真空蒸着用コート材「Y-coat」シリーズのラインナップを拡充すると発表した。従来、携帯電話やデジタルカメラなど情報家電用途を中心に販売してきたが、化粧品容器や照明機器など、さまざまな用途に展開していく。

Y-coatシリーズは、同社の培ってきた独自の合成・変性技術を生かし、2004年に発売した。従来、接着性の確保が難しかった樹脂成型品への対応や、耐久性の高いコートシステムの提案、加飾性に優れたコート材の開発などニーズに合わせた商品開発を進めてきた。

今春発売したUV硬化型のアンダーコートは、シボ面やヘアラインなど薄膜塗装での意匠再現が可能で、これまでの熱硬化型コート材と比較し、大幅な生産性向上も図れることから受注が拡大している。また、昨年秋に発売したインライン対応可能な2液硬化型ミドルコートとあわせて、独自の商品コンセプトが市場に認知されている。
 
今後、従来の湿式メッキにかわるデザイン表現として真空蒸着の採用がさまざまな分野に広がる中、意匠性の向上、耐久性の向上をめざし、「TRUST」をコンセプトとした新商品の市場投入を急ぐ構えだ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  5. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る