日野、通期営業赤字120億円に圧縮

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日野自動車は28日、2010年3月期の第2四半期累計業績と通期の修正予想を発表した。通期の営業損失は第2四半期までの改善分30億円を反映し、120億円とした。期首予想は150億円の赤字だった。

通期の連結売上台数は国内が前期比18%減の2万8600台、海外が14%減の5万4600台、さらにトヨタ自動車からの受託車は6%減の11万3000台を計画。売上高は11.2%減の9500億円と期首計画から500億円の上方修正とした。

第3四半期から期間損益は黒字に転換、通期最終損失は245億円と前期の618億円から6割の改善となる。白井芳夫社長は「アジアを中心に海外は回復基調にあるが、国内が見えてこない。原価低減や固定費の削減など緊急収益改善対策は計画を少し上回る成果となっている。下期も少しでも赤字を抑える取り組みを進めたい」と語った。

第2四半期累計は国内と受託車の販売がほぼ半減、売上高は前年同期比39.2%減の3925億円、営業損益は220億円の赤字だった。営業赤字は、海外販売が計画を上回るなどにより、期首予想からは30億円改善した。9月中間配当は無配(前年は5円)とする。

《池原照雄》

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