BMWは28日、ミュンヘン北部の最新実験施設で行った新旧『3シリーズカブリオレ』の風洞テスト映像を、動画共有サイトで公開した。
この実験には、モデルでテレビプレゼンターも務めるシルビー・ファン・デル・ファールト(※)さんが参加。通常、風洞実験は無人で行われるが、室内への風の巻き込み具合を確認する目的で、特別に彼女が体当たりで挑戦した。
ファルートさんが最初に乗ったのが、1987年式の「E30型」3シリーズカブリオレ。パープルのドレスにヘアスタイルも80年代風で決め、60km/h走行時の風を体験した。自慢のヘアスタイルは乱れ、かなりの風が巻き込んだのがわかる。
次にファルートさんは白のパンツスーツに着替え、最新の「E93型」3シリーズカブリオレをテスト。結果は、まったく髪型が乱れず、キャビンは快適そのものだった。彼女は「この違いは何なの! 全然風を感じなかったわ」と、最新型の風を計算し尽くした設計に驚いた様子だ。
長い髪をなびかせてオープンカーに乗る女性は、絵になるもの。しかし、最新オープンカーは、そんな光景を過去のものにしつつあるようだ。BMWが公開した興味深い実験映像は、動画共有サイトで見ることができる。
※旧姓メイス。サッカーファンにはラファエル・ファン・デル・ファールトの奥さんと言えば通じるかもしれない。