【日産 フーガ 新型】2.5リットルに7速AT採用でエコカー減税適用

自動車 ニューモデル 新型車
日産自動車 インフィニティ事業本部 ものづくり・クオリティ本部 次席チーフエンジニアの長谷川聡氏
日産自動車 インフィニティ事業本部 ものづくり・クオリティ本部 次席チーフエンジニアの長谷川聡氏 全 6 枚 拡大写真

新型『フーガ』では、2.5リットルモデルにも7速ATが初採用される。『スカイライン』などに搭載されているV6の2.5リットルモデルにはこれまで5速ATとの組み合わせだった。

トヨタ『クラウン』は6速、ホンダ『インスパイア』や『レジェンド』は5速なので、ATの多段化という点でもライバルよりも一歩先んじた形だ。

この7速AT、3.7リットルと2.5リットルで同一の変速比とファイナルだが、制御はパワーに合わせて若干変更を加えているという。

Cd値0.26という空力性能や、ロックアップ領域の拡大などとも相まって、10・15モード燃費12.2km/リットルを達成し、エコカー減税の対象となり購入補助が適用される見込み。ライバルのトヨタ『クラウン』の2.5リットルモデルは優遇税制の対象外となっているだけに、2.5リットルモデルの商品力は相当に高い。

開発陣も2.5リットルモデルの完成度の高さに胸を張る。次席チーフエンジニアの長谷川聡氏は、「登場後しばらくは3.7リットルモデルの数が出ると思うが、その後の販売の主力は2.5リットルモデルになるだろう。「タイプS」は3.7リットル専用のスポーツグレードだが、それ以外のグレードについては原則的に3.7/2.5という排気量で装備面に差別化をしていない」と語った。

なお新型フーガでは、V8エンジン搭載の予定はないという。「3.7リットルを越える動力性能を求めるなら、来年登場予定のハイブリッドに期待してほしい」(長谷川氏)とのことだ。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る