トヨタ自動車は、2010年3月期の連結業績見通しを上方修正した。
連結販売台数は前回予想よりも43万台増となる703万台に上方修正した。前年同期比で7.1%減にとどまる。
日本は前回予想よりも11万台増の213万台、北米が11万台増の197万台、アジアが17万台増の93万台、その他地域で9万台増の113万台となる見通し。欧州だけは5万台マイナスの87万台にとどまる。
新車販売が予想以上となるため、売上高は前回予想よりも1兆2000億円増の18兆円となる見通し。
売上げが予想以上なことや原価低減や固定費の削減も予定以上の効果となり、営業赤字は7500億円を予想していたが3500億円とほぼ半減、税金等調整前当期損益は7000億円の赤字から3000億円の赤字に赤字幅が改善する見通し。
当期損益は4500億円の赤字を見込んでいたが2000億円の赤字にとどまり、前年同期と比べても赤字幅は半減以下となる見込み。