【ロサンゼルスモーターショー 09】ボクスタースパイダー…現行ポルシェ最軽量

自動車 ニューモデル モーターショー
ボクスタースパイダー
ボクスタースパイダー 全 7 枚 拡大写真

ポルシェは5日、『ボクスター』シリーズに「ボクスタースパイダー」を追加設定した。現行ポルシェで最も軽い1275kgのボディに、3.4リットル水平対向6(320ps)を搭載。0-100km/h加速4.8秒、最高速267km/hの性能を誇るピュアスポーツだ。12月2日に開幕するロサンゼルスモーターショーで正式発表される。

ポルシェのスパイダーといえば、1953年にデビューした『550スパイダー』があまりにも有名。その550スパイダーの精神を受け継ぐモデルとして、ボクスタースパイダーは開発された。現行ボクスターには、「ボクスター」と「ボクスターS」の2仕様がある。スパイダーはボクスターの第3のモデルレンジとして企画された。

通常のボクスターと異なるのが、その低いシルエット。フロントのウインドスクリーンは低く抑えられ、リアには『カレラGT』を連想させる2個のパワードームが追加された。リアのリッドがシングルピース構造となっている点も、ボクスターとの違いとして指摘できる。簡易的構造のソフトトップを閉めると、その低さがとくに強調される。

エンジンはボクスターSと共通の直噴3.4リットル水平対向6。ただし、吸排気系に専用チューンを受け、最大出力はプラス10psの320psを発生する。トランスミッションは6速MTと7速PDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)。PDKの「スポーツクロノパッケージ」はローンチコントロール機能を備える。

車重はボクスターSよりも100kg以上軽い1275kgに抑えられ、0-100km/h加速は4.8秒、最高速はオープン状態で267km/hという卓越したパフォーマンスを発揮。0-100km加速はボクスターSの5.2秒に対して、0.4秒短縮した。欧州複合モード燃費は10.75km/リットルと環境性能も良好だ。重心が大きく下がったため、スポーツサスペンションは、スパイダー用に専用設計されている。

ボクスタースパイダーは2010年2月から全世界一斉に発売される。日本での価格は866万 - 913万円。スパイダーは、最もボクスターらしいボクスターといえそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る